基壇の人混みをかき分けながら一周し、360度の風景を動画に収める。そして基壇の石に腰かけ、刻々と変わる夕景を眺めながら、陽が水平線の彼方に沈むのを待つ。
(動画)バガン遺跡の夕景(シュエサンドーパゴダより)
(動画)バガン遺跡の夕景(その2)
ようやく陽は沈み、手すりを持ちながら一段一段慎重に下り始める。もちろん、このパゴダに上り下りする時は素足である。
地上で待ち受けていたガイド氏と合流し、すぐ前にある堅固なレンガ造りの建物に案内される。中に入ると、なんと薄暗がりの中に巨大な寝釈迦像が横たわっているではないか!倉庫風の建物の中に仏像が安置されているのは意外な感じである。
この中に寝釈迦像が・・・
大きな寝釈迦像
レストランへ
これでバガンの夕景観賞を終えると、夕食のレストランへ向かう。今夕は珍しい操り人形劇を見ながらの食事という。到着して内部へ入ると、広い庭にテーブルが並べられ、団体観光客が席に着いている。欧米人が多いのだが、その中に混じって日本人の団体客も見られる。そして正面には人形劇の舞台が設けられている。
席に着いてまずは夕食である。今宵の食事はピリカラのミャンマー料理である。出された料理を見ると、昨夜のミャンマー料理よりは食が進みそうだ。
ミャンマー料理
食事がひと通り終わると、いよいよ人形劇の始まりである。人形師が自分で歌を歌いながら1人で操る。人形の滑稽なしぐさがなかなか面白い。扮装の異なる数体の人形があり、それを取り替えながら一人で操る。
(動画)操り人形(レストランにて)
その合間に、今度は民族舞踊が始まる。女性が一人で踊ったり、集団で踊ったり、フロアーで踊ったりなど、いろいろな踊りを見せてくれる。いずれも穏やかで、そしてしなやかな仕草の踊りである。
(動画)民族舞踊(レストランにて)
(動画)民族舞踊(レストランにて)
(動画)民族舞踊(レストランにて)
ホテルへ
レストランを引き上げ、宿泊ホテルへ戻る。着いたのは夜の8時である。シャワーを浴び、床に就いたのは9時半のことである。
ところで明日は早朝から珍しいバルーン乗船である。日本出発前に、たまたまバガンでバルーン乗船ができるらしいとの情報を仕入れていた。可能ならば乗ってみたい。そこで、ガイド氏にそのことを告げると早速、予約を入れてくれる。申し出たのは私と他の1人。
ガイド氏の話だと、人気があってなかなか予約が取りにくいという。なんとか2名分の予約が確保できる。そこで料金を尋ねると、なんと4万円台とのこと。しまった! そんなに高価なら現金の持ち合わせもないのでキャンセルしたいとガイド氏に申し出ると、キャンセル料が高くつくとのこと。そこで明日、仕方なくカード払いの手続きに事務所に行くことに。申し込みの事前に料金を確かめるべきだったが、後の祭り。
シュエサンドーパゴダからの夕景観賞で十分だったのではないか・・・。そう思いながら、少々、後悔の念にさいなまれながら第二夜の眠りにつく。
(次ページは「バルーン乗船&ポッパ山」編です)
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