NO.9
8.タヒチ情報あれこれ
1)環礁の形成過程
太平洋には世界の環礁の1/3が見られ、ポリネシア地域には140の環礁があるという。環礁の形成には長い年月をかけながら、次の過程を経て誕生する。そもそもポリネシアの島は火山活動から生まれたもので、海底で火山が噴火し、溶岩が噴出して島ができる。そして、海水の温度によってその周りに珊瑚の輪ができ、ラグ−ン(遠浅)の誕生となる。やがて火山性の島は徐々に沈下しながら最後には姿を消し、そのあとに珊瑚が繁殖して輪のような環礁となる。これが環礁の誕生である。
2)日焼け止めクリ−ム
南太平洋地域では紫外線の強さが日本の7倍とも言われている。それだけに、日本国内で 販売されている低レベルの日焼け止めリ−ムではあまり効果がないらしい。そのことを考えて、現地で入手するのが無難である。国内でハイレベルのものが見つかればそれを選ぶべきである。私の場合は、以前ニュ−・カレドニアで買ったクリ−ムの残りを持参した。
3)蚊とマラリア・デング熱
タヒチでは蚊の対策を万全にしないといけない。そのため、蚊取り線香や虫除けスプレ−・クリ−ムは必需品だ。現地の話では、マラリアはあまりその例を聞かないそうだが、デング熱の例が多いと言う。どちらも高熱で苦しむのだが、これは要注意だ。
デング熱には4つの型があり、どのウィルスによっても同様の病気が発生する。そのいちばん重いものになるとデング熱とデング出血熱を併発し、重篤な致死的病態に陥るという。38〜40度の高熱が1週間程度続き、激しい頭痛、筋肉痛や関節痛を感じて苦しむと言う。合併症を併発するとやっかいなことになる。いずれも入院が必要になる。
治療は特効薬はなく、ただ対症療法が中心となる。潜伏期間は4〜7日で、デング熱ウィルスを媒介する蚊は昼間に出るらしく、マラリア蚊は日没前後と夜明けに出るらしい。予防策は蚊に刺されないことだけしか策はない。
パペ−テの国際空港やボラボラ島の空港などでも蚊が出没することがあるので要注意だ。私の場合は空港に降り立つなり、虫除けを塗ったりしたが、空港はもちろん、ホテル内でも一度も遭遇しなかった。また、蚊取り線香も持参したが、お陰で使用の機会はなかった。
4)自然の危険物
海中ではウニや珊瑚に触れるのも危険だが、感電したような痛みを感じる大きさ12cmぐらいのクラゲやイソギンチャクがいるという。陸上ではノノと呼ばれる小さなハエみたいな虫がおり、これに刺されるとすごい痒みを感じて炎症を起こす。跡形が取れるのに数ヶ月もかかる。日本国内でも草原や海浜の草むらなどでも出没する。私は大山の麓とペ−ル−のマチュピチュの駅で体験した。いつ刺されたのか分からないのが特徴。
また、水上コテ−ジのテラスから海中へ下りる階段や柱(いずれも水中部分)などは要注意だ。そこには微生物が付着しており、アレルギ−体質で皮膚の弱い人は知らぬ間にそれに触れるとアレルギ−反応を起こし、手足が腫れ上がるケ−スがある。これで折角の新婚旅行が台無しなったと言う例を数件知っている。
5)アクティビティなど(2004年1月現在)
《ボラボラ島》 (1フラン≒1.2円)
・鮫とエイの餌付け……………・………8,000フラン
・スキュ−バダイビング…………………7,000(体験ダイビング)
13,000(2タンクダイブ)
・サブマリン(45分。潜水艦でラグ−ンの海中を25mの深さまで探
検)・・・ 20,000
・4WDサファリ(3.5時間。ボラボラの自然と山上からの眺めを楽しむ。)
…… 6,500
・パラセ−リング
100m…………………………………………12,500
300m…………………………………………19,500
・アイランドツア−(バスで島内1周、英語ガイド) 3,500
・カタマランクル−ズ(午後2時からサンセットまで)9,900
・水上スキ−(15分…6,000、30分…11,000)
・アクアサファリ(1時間。4人以上。ヘルメット装着して海底散歩)6,500
・ラグナリウム(半日。サメ、エイ、熱帯魚と泳げる天然水族館)…6,500
《タヒチ島発のツア−》
・日本語タヒチ島内観光(水・日)………………… 10,500
・4WDマウンテン半日サファリツア−…………… 5,500
1日サファリツア−…………… 9,500
・モ−レア島日帰り(ベルベデ−ル&シェラトンモ−レア)……19,500
・ 〃 〃 (モアナラグ−ンサファリポ−トツア−)…20,000
・ 〃 〃 (ベルベデ−ル&ティキビレッジ)……… 15,000
・ 〃 〃 (ベルベデ−ル&ドルフィンクエスト)… 34,000
・ボラボラ島日帰り(サメの餌付け&マララホテル)……
55,000
・ 〃 〃 (サメの餌付け&ラグナリウム)…………
49,000
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