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(9 日 間)

アルプス4大名峰の絶景
逆さマッターホルンが見れなかったハイキング

アルプスの少女に思いを馳せるハイジの里



(2011年6月19日~6月27日)


旅のコース




(チューリッヒ⇒ルツェルン⇒マイエンフェルト⇒サンモリッツ⇒ツェルマット⇒シャモニー⇒モントルー
⇒インターラーケン⇒ユングフラウ⇒トゥーン湖⇒ベルン⇒チューリッヒ)


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スイス旅行日程
日付 日数 ル - ト 泊数 タイムテ-ブル・内容
2011年
/19
(日)
 福 岡 → ソウル         ソウル → チューリッヒ 機内
10:30発 → 11:55着                  13:25発 →  20:05着         
     
20(月)  チューリッヒ→ルツェルン→
 サンモリッツ
ルツェルン観光
マイエンフェルトハイジの里散策
21(火)  サンモリッツ→ベルニナアルプ
 ス→絶景ハイキング→サンモリ
 ッツ
ベルニナ線乗車
アルプグリュム、ラーゴビアンコを散策 
22(水)  サンモリッツ~氷河特急~
 ツェルマット
氷河特急ハイライト
23(木)  ツェルマット~テーシュ~
 シャモニー   
マッターホルン観光、ハイキングで逆さマッターホルン見物。   
24(金)  シャモニー~モントルー~
 インターラーケン
モンブラン観光、エギュードミディ展望台。
シヨン城見物
25(土)  ユングフラウ登山~グリンデル
 ワルド
ユングフラウヨッホ登山、ハイキング。 
26(日)   8  グリンデルワルド~トォーン湖
 ~ベルン~チューリッヒ~帰国
機内 トォーン湖遊覧、ベルン観光 
27(月)  チューリッヒ→ソウル→福岡 21:35発 → 15:20着
18:30発 → 19:50着



,1.ソウル経由でチューリッヒへ
17年ぶり2度目のスイス訪問を思い立った。「ヨーロッパアルプス4大名峰」「3個所の絶景コースでハイキング」と銘打ったツアーに惹かれたからである。前回のスイス訪問では名峰マッターホルンを見る機会がなかったし、スイスの美しい風景の中でハイキングをしてみたいとの思いがあったのである。


このキャッチフレーズに惹かれて福岡空港に集まったメンバーは総勢20名。午前10時半発の大韓航空機でスイスの玄関口チューリッヒへ向かう。この便は直行便ではなく、韓国ソウルのインチョン空港で乗り継ぎ、そしてまたオーストリアのウィーン空港で乗り継ぐという飛び石伝いの飛行便である。


曇り空の福岡空港を定刻の10時半に飛び立った機は、東シナ海をひとまたぎして世界のベスト空港の誉れ高い韓国ソウル・インチョン(仁川)へ向かう。飛行時間わずか1時間ちょっとでインチョン空港へ到着。ソウルの空は晴れていて、強い陽光が飛行場を照らしている。インチョン空港は1年ぶりの訪問だが、相変わらずすかっとした白亜の空間が美しい。


世界ベスト空港の誉れ高いインチョン空港

ここで1時間半の待ち時間を過ごした後、チューリッヒ行き便へ乗り継ぐ。20分遅れの13時45分に飛び立った大韓航空機は満席状態で、成田発、中部発、そして福岡発の日本人グループ3団体が乗り合わせて賑やかである。目的地のスイスはやはり日本人にとっては人気の観光地のようだ。これから長い10時間超の空の旅が始まる。添乗さんが予め取ってくれた席は珍しく窓際の席で、押し込まれて動きが取れない感じである。隣席の2人のご婦人は中部発のツアーメンバーで仲良し連れ合いとのこと。


滑走路に出ていよいよ離陸


ウィーン乗り継ぎ
機は北京北部からモンゴル上空を横断しながらヨーロッパへ向かう。この搭乗機はどういう訳かオーストリア・ウィーンでさらに乗り継ぐことになっている。そこまでの飛行中、二度の機内食が配膳され、ソウルから11時間かかって晴れ渡ったウィーン空港へ到着。17年前に訪れたウィーンのことが懐かしく思い出される。当時は鉄道でウィーン西駅から入ったものだ。


ここで機内の持ち込み荷物はすべて持参して降機し、空港の乗り継ぎ待ち合い室へ移動する。ここで缶詰め状態のまま待つこと1時間半。何とも惜しいロス時間である。


チューリッヒ空港到着
ようやく待ち時間を過ごし、機内清掃を終えた同じ機に搭乗してウィーン空港を飛び立ったのは18時45分。ここからチューリッヒまでは1時間ちょっとの飛行である。眼下には美しいモザイク模様の農地が静かに広がっている。


モザイク模様の畑が美しい

飛行はあっと言う間で夜の20時過ぎ、スイス空の玄関口チューリッヒ空港へ無事到着。空港は穏やかに晴れ渡っている。17年前は鉄道で、ここの中央駅に降り立ったものである。感慨無量の気持ちでいっぱいだ。夜の8時台はまだカンカンの陽光が差していて明るい。これからいよいよ待望のスイスの旅が始まるわけだ。


チューリッヒ空港


スイスのこと
正式国名はスイス連邦。人口は778万人で国土面積は41万平方キロメートルで九州本島よりやや大きい。首都はベルンで気候も多様性にあふれ、4つの言語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)を国語とし、多彩な文化を誇っている。宗教はカトリック約41%、プロテスタント約35%。


首都はベルンだがスイス最大の都市はチューリッヒでスイスの金融センターとして発展してきた。国際サッカー連盟(FIFA)の本部もここにある。第二の都市はジュネーヴで国内のフランス語圏最大の都市であり、WHO(世界保健機関)、国連欧州本部をはじめ多数の国際機関の本部が置かれている。


代表的な観光地
・ツェルマット・・・マッターホルン、モンテ・ローザの登山拠点
・サンモリッツ
・ルツェルン
・インターラーケン・・・ユングフラウ登山、ベルナー・オーバーラント
              (ベルン高地)観光などの拠点
・グリンデルワルド・・・アイガー北壁に面した村。ユングフラウ登山の拠点。
・マイエンフエルト・・・ハイジの里として有名
・ルガーノ


歴 史
1291年8月1日 ウリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの原始3州が、既得権益であった自由と自治を守るため、盟約者同盟 を結成。この日がスイス建国の日とされている。1815年、欧州列強がウィーン会議でスイスの永世中立を承認。


軍事力
兵役は徴兵制で兵力21万人(戦時動員数)


経 済
GDP総額4946億ドル(2009年)
一人当たりGDP:67,560ドル(世界4位、日本は14位)
輸出 166,137百万ドル(機械・機器、化学製品、金属等)
輸入 147,552百万ドル(機械・機器、化学製品、自動車等)
*輸出は59.7%、輸入は78.0%が対EU諸国。(2009年)


空港トラムで移動・入国審査
降機してロビーに出ると、そこから連絡用のトラムに乗って入国管理ブースへ移動する。5~6分の乗車で本館ロビーへ到着。


連絡用トラム


トラムの車内


到着ホームにはホームドアの設置が・・・


トラムから下車して入国審査に向かう


ここでブースへ移動し、入国審査を受ける。行列はさほど多くなく、審査も簡単なので待ち時間は少ない。審査は何の質問もなく、スタンプを押して簡単に終了。次いで預け荷物を受け取ると、税関はフリーパスで、ないも同然。自由の国に来たという感じで、イスラエル入国のような緊張感は何もない。


ミネラル水1本5フラン(500円)
ようやく到着ロビーに出ると、ここのキオスクでミネラル水1本(小)を購入する。お釣りでチップ用のコインを得るためである。チップ用の小銭を用意するのは、ほんとに気をつかうものだ。驚いたことに、小ビン1本の値段がなんと5スイスフラン(=500円)もする。日本だと100円そこそこの値段である。スイスの物価高には驚かされる。


ホテルへ
コインをゲットしたところで、出迎えのバスに乗りホテルへ。スイス第一夜の宿は空港から車で10分の至便な距離にある「MOVENPICK ZURICH AIRPORT」である。5つ星の大きなホテルで設備も整っている。だだし、料金は高目である。


感激の対面
ホテルに到着して、ドン尻から独りバスを下車すると、笑みをたたえながら私のほうへ近寄って来るご婦人がいる。なんと現地バーゼル在住のHさんが、遠い所をわざわざ面会に来てくれたのだ! 大感激である。My HP上で知り合った方で、初対面だが旅行日程を知らせていたのだ。こうしてスイスの地でお会いできるなんて思いもよらぬことで、インターネットが取り持つ縁に時代の進歩のすごさを感じざるを得ない。


ホテルのロビーで握手を交わしながら、しばしの間談笑した後、早々に引きあげられた。明るいとは言え、夜の8時過ぎのことだけに、帰路が気にかかるところだ。別れを告げ、無事の帰宅を祈りながら、わが部屋へチェックインする。


デラックスな部屋
チェックインした部屋はなかなかのデラックス。早速、旅装を解いてバスルームへ。ゆっくりと湯船につかりながら、徹夜状態の疲れた身体を癒やす。ベッドに横たわったのは10時過ぎのことである。明日からいよいよ本格的な旅が始まる。どんな旅が待っているのだろう? 雨の多い予報だけに、ただただ好天を祈るのみである。



(次ページは「ルツェルン、ハイジの里観光」編です)







 





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