エジンバラ城のこと
エジンバラはもちろん、スコットランドのシンボルでもあるこの城は、玄武岩のごつごつとした丘の上に、市街を見下ろすように佇んでいる。時には厳しく、険しく、またある時には優しい顔を見せながら歴史を刻んできたこの城は、スコットランドの歴史、生活の中心となっている。その石造りの重厚な城砦の内部は、中世の要塞としての厳しさを今に伝えている。
ここにも城門が・・・
頂上の砲台
城内では王位を象徴する装飾品「スクーンの石」をはじめ、スコットランドの歴史を語る多くの品々を見ることができる。パレスの内部は戦争記念館、重厚な時計台、王族の居間、悲劇の女王として知られるメアリの部屋と、興味深いスポットがある。
とはいうものの、建物があちこち分散してガイドなしには戸惑ってしまいがちである。イヤフォーンガイドがないので、わけ分からぬままに適当に見物して回る。戦争記念館入口には等身大のバグパイプ兵士の人形が立っていたりして驚かされる。また別棟では王位継承の様子を示す等身大の人形があるなど、その歴史を示している。
正装の兵士(人形)
授与の儀式
戴冠式の様子
狭い岩山の上に築かれた城だけに、平面がなく、堅牢な建物が各所に分散して、なんだかとりとめのない感じである。もたついて時間ばかりが取られ、後から振り返ると見落としもあるようだ。やはり、この城の見物にはガイド付きかイヤフォーンガイドがベターのようだ。事前の知識もなく、目に留まる範囲は一応見たということで城を下りる。これでも1時間以上いたのだろうか? |
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