タ  イ  編


(1982年12月)

                   (首都 バンコク)

【概  観】
 
 国土面積  514,000 ku (日本の1.4倍)
 人  口   4,788万人
 人  種   タイ族 80%、華僑10%、その他少数民族10%
 宗  教   仏教(小乗仏教)
 気  候   熱帯モンスーン気候で年平均気温28度
 時  差   2時間(日本より遅い)
 一人当りGNP 758ドル(日本の1/13)
 通  貨   単位バーツ(Bath)   1バーツ=約12円
 食べもの   タイ料理、中国料理、西洋料理
 果  物   ドリアン、マンゴスチン、マンゴ、パパイヤ、パインなど
 特 産 品   タイシルク、タイコットン、藤竹細工、象牙細工、宝石、銀細工


【バンコク市内の様子】

ハンコクの町は夕イの母なる流れチャオ・プラヤ川(メナム川)の東側に広がる。見渡す限り平地で周囲には山一つ見えない。対岸はバンコクの前の都トンブリ。町のいたる所に金色の仏教寺院が青空にさん然と輝く。
 

チャオプラヤ川の周辺には運河が網の目のように発達し、両岸の水面には床柱を突き出した家が空を突くヤシの木々を背景に建ち並ぶ。その間を縫うように無数の小舟が水路を行きかい、水上マーケットが開かれる。
 

市内には自動車があふれ、ラッシュ時には交通渋滞が起こる。最新型の車は少なく、そのほとんどがわが国の一時代前の旧式車で、壊しいミゼット3輪車がタクシーになって市内を走り回っている。ガソリン代は1リットル150円。しかし平均月収5〜6万円といえばその負担は相当重い。歩道のあちこちでは露店や屋台の出店が並んで人々がたむろしながらソバや煮物を楽しそうに食べている。
ここでは日本円やロ本語が通用するので言葉や買物には不自由しない。



    懐かしいミゼット3輪のタクシーが走る         バンコク市内の中央駅







歩道の木陰には露天商が並んでいる。 通行人が何やら食べている。              
                                   











こんな送水路がチャオ・プラヤ川上流から
バンコク市内まで延々と続く。実に雄大。













イ国王の誕生祝賀の装飾垂れ幕。
これが市内のあちこちに飾られていた。












有名なタイ料理レストランでタイ料
理を賞味しながら古典舞踊を観賞。
絢爛豪華な舞台と衣装に、しばし
幻想の世界にひたる。
ダンサーは美人揃い。しかもエリー
ト職で女性の憧れの道とか。
ダンサーになるには、舞踊の専門学
校へ入学し、高度の訓練を受けなけ
ればならない。専門学校へ入学でき
るのは良家の資産家の子女で、しか
も美人であることが条件とか。








タイの母なる川・チャオ・プラヤ川。         
今朝は上流で大雨が降ったらしく、 大きな浮き草のかたまりが流れて いる。










チャオ・プラヤ川から運河に入って行くと両岸にはこのような家が立ち並んでいる。










こんな小舟が市民の足。                   
果物や雑貨を満載した小舟が行き 交う。                              










これが果物の女王ドリアン。この強烈な香りはなんと表現しようか。中の黄色いネバっこい実を取って食べる。








  チャオ・プラヤ川より暁の寺院を望む。         暁の寺院よりトンブリ地区を望む。
  



エメラルド寺院の目もくらむよ         同左。絢爛たる寺院の輝きには、
うな金色の塔                  ただただ圧倒されるばかり。






王 宮
ヨーロッパ風の建物にタイ独特の屋根がついたコントラストが面白い。









バンコク郊外のローズガーデン 
東南アジアで一番の規模と美しさを誇る 庭園。中にはショー劇場がある。 













象の背中に乗ってのそりのそり・・・














 
 ローズガーデンの美しい湖










  ガーデン内のショー劇場で                 象さんたちのショー
  「ザ・タイ・ビレッジ・ショー」のフィンガー          巨木を鼻の力で転がしている。
  ダンス
  ここではキックボクシング、民族舞踊、
  闘鶏、バンブーダンス、タイ風結婚式
  などを見せてくれる。



  ローズガーデン付近のフルーツ屋               バンコク市内の公園
  パパイヤ、モンキーバナナをはじめ
  とりどりのフルーツが店頭に並ぶ。






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