≪背景写真はウユニ塩湖のサンセット風景≫





     N0.5
(ブラジル&ボリビア)





8.サンタ・クルス観光
南米の旅6日目。今日は珍しくも未明の出発である。昨夜は仮眠して11時半起き。そして、12時半ホテルを出発してサンルイス空港へ向かう。


深夜のサンルイス空港


大きな地図で見る
ボリビアとサンタ・クルスの位置


サンパウロへ
サンパウロ経由で目的地のサンタ・クルスへ向かう。そこでまずはサンパウロへ飛行する。定刻の深夜3時前に機は離陸し、約3時間かかって朝6時過ぎサンパウロ空港へ到着。13年ぶり二度目のサンパウロである。気温16℃で珍しくも小雨が降っている。ここで約5時間の待ち合わせである。


サンパウロ空港


サンタ・クルス到着
どうにか待ち時間をやり過ごし、機内に搭乗すると、定刻の11時過ぎサンタ・クルスへ向かって離陸する。約2時間の飛行で午後1時過ぎ機はサンタ・クルス空港へ到着。空港で少額の米ドルをボリビアのボリビアーノ通貨に両替する。


サンタ・クルス空港


同上 ロビー


(動画)サンタ・クルス空港到着


サンタ・クルスのこと
ボリビア東部、ブラジルと国境を接する広大な地域に広がるのがサンタクルス県で、その県都がサンタ・クルス・デ・ラ・シエラ(略称でサンタ・クルス)だ。もともと、スペイン人がボリビア地方侵略のためにアマゾン奥地の密林の中に建設した基地だったという。


サンタ・クルスは海抜400m程度の高原にあるボリビア第2の都市で人口152万人。だが、近年人口が急激に増加しており、第1の都市ラ・パスよりもはるかに多い人口を持つ都市に発展している。


当初は開発が遅れた地域だったが、ブラジルと国境を接していることが幸いし、農産物の輸出が増加したことで、この地域は、近年になって急速に発展した。その一役を担ったのが日本からの移民で、サンタ・クルス郊外にはコロニア・オキナワとサンファンという2つの日系移民の移住地があり、ボリビアの農業開発の見本となるほどの成功を収めている。


日本政府はサンタ・クルス地域に対して数多くの援助を行っており、病院や農業試験場などが建設された。さらに、ブラジルにいたる鉄道の改修事業や国際空港の整備も行っている。


昼食&市内観光
現地ガイドの出迎えを受け、空港玄関へ。外に出ると強風が吹き荒れて気温も急低下している。雨上がりの天気で、気温が前日より一気に20℃も低くなったそうだ。道理で寒いはずだ。もともと高原に広がるこの町は気温が変わりやすいらしい。


(動画)空港より市街へ移動中

車で市街を周遊した後、レストランへ移動し、そこで遅めの昼食となる。珍しいカヤ葺き屋根の趣のあるレストランである。中庭に設けられたテーブルで食事が始まる。サラダ、キャッサバのフライ、鶏肉のマハリート(煮込みご飯)など、なかなかのご馳走である。


かわいい動物の公衆電話


趣のあるレストラン


レストラン中庭


煮込みごはん




食事を終えると市内観光が始まる。まずはサンタ・クルスの中心、9月24日広場へ向かう。タイル張りの広場にはヤシの木が植えられ、南国ムードがただよう。広場にはハトの群れが遊び、人々と仲良く戯れて、のどかな風景を見せている。


タイル張りの9月24日広場


ヤシの並木(同上)


独立戦の英雄ワルネスの銅像(同上)


ハトの群れがいっぱい(同上)

広場の周囲には大聖堂をはじめ、州庁舎、市庁舎などが取り囲むように並んでいる。大聖堂の中に入ると、白い列柱が並んで高い天井を支えている。周囲の壁にはキリストの像などが飾られており、聖堂内には荘厳な雰囲気がただよっている。


カテドラル(大聖堂)の内部


キリスト像(同上)


同 上


(動画)カテドラルと9月24日広場


(動画)塀に描かれた絵画


次はサンタ・クルス最大のロス・ポソス市場へ移動する。ここは年中無休のマーケットで、食料品、日用品雑貨など、さまざまな品物が並んでいる。そんな中をガイドの案内で通り抜けて行く。狭い通路を歩いていると、両側に並べられた商品の山が迫ってくるようだ。もの珍しそうに、目をぐりぐりさせながら歩いて行く。


我らがバス


広い市場の内部


雑貨品


バスケットの店


花屋さん


香辛料の山


鶏肉の山


レバー肉


肉のカーテン


ホテル&夕食
市場見学を最後に、ボリビア最初の訪問地サンタ・クルスの観光は、わずか半日で終わりとなる。これより今夜の宿泊ホテルへ移動する。チェックインしたのは午後6時半。なんとこのホテル、広大なデラックスホテルである。広過ぎて部屋への移動が大変だが、中庭には広いプールが設けられ、まるでリゾート地へ来たような感じである。こんなホテルは初めての経験である。


(動画)ホテルのプールはリゾート気分


(動画)昼間のプール

部屋で一息ついて夜8時から食堂で夕食である。テーブルに用意されていたのは、なんと添乗員さんが持参した日本のソーメンである。ツユから薬味まで揃えてあり、日本で食べるのとまったく同じソーメンの味が賞味でき、大感激である。残った分までいただいてしまう。


メインの食事はフルーツサラダ、ビーフステーキ。思わぬソーメンまでいただいたので、お腹は満腹である。


フルーツサラダ

満たされたお腹を抱え、部屋に戻ると、湯船にゆっくりとつかり、疲れを癒やす。床に就いたのは夜の11時である。


(次ページは「スクレ観光」編です)












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