N0.1
(モンゴル国)



 


(4 日 間)

大草原が広がる・・・モンゴル
モンゴル大草原で乗馬体験



(2014年7月31日~8月3日)


旅のコース
(成田~仁川~ウランバートル)




モンゴル旅行日程
日付 日数 ル - ト 泊数 タイムテ-ブル・内容
2014年
/31
(木)
 成田 → インチョン→ウラン
 バートル
 
 
13:550発 → 16:20着                 19:55発 →  22:30着
市内ホテル泊         
  
     
/
(金)
 ウランバートル → テレルジ  8:30発 → テレルジ国立公園。乗馬体験
ゲルに1泊
2(土)  テレルジ → ウランバートル
 ウランバートル→インチョン→
 成田
機内 ウランバートル市内観光
23:55発 → 
3(日)  インチョン → 成田   機内 インチョン着03:55
09:05発 → 11:35成田着




1.出発まで
モンゴルの大草原を体感したいとの思いから、モンゴル旅行を思い立った。大草原とそこでの乗馬ができれば短期旅行でも構わないとの思いで、いろいろ調べてみたところ、手頃なプランが見つかり、これに参加することにした。


内容は添乗員なし、現地係員が出迎えと送迎をしてくれ、これにホテル1泊、ゲル1泊の2泊付き、そして2時間の乗馬体験ありというものである。そして往復の航空券付きで、1人参加でも催行されるというもの。そこで、これに早速申し込むと、ようやく飛行機の座席が確保できる。


現地滞在はわずか2日という超短期ながら、超満足の旅プランであった。なにせ滞在中、好天に恵まれたのがなによりであった。事前に現地の天候実績を調べてみると、ほとんど連日のように「雨」の記録になっているので、天候がいちばん心配された。雨だと乗馬もできず、草原の美しい景観も雨にけぶって見えず台無しとなるからだ。こればかりは運を天に任せるしかないと開き直って出発した。


旅行が決まると早速、必要最少限のモンゴル語(挨拶など)を覚え始めた。現地では必須だからである。イントネーションは分からないままに、発音練習を毎日繰り返し、耳慣れないモンゴル語を記憶した。現地に入ってイントネーションもわかり、発音を真似て習熟した。「ありがとう」など、頻繁に使う機会があったので、かなり慣れた感じで、最後には1週間も滞在すればモンゴル語がペラペラになるのでは?とお世辞に冷やかされる始末。


モンゴルは標高1300m程度の高地にあり、8~9月はモンゴルのベストシーズンで、日中の気温は最高30℃程度、朝晩は少し冷え込んで10℃前後となっている。冬季はマイナス26~30℃くらいまで下がるという。そこで持参物は厚目のセーター1枚を持参することにした。それに停電がよくあるというので、ペンライトを持参した。だが、一度も停電には遭わなかった。


2.インチョン(仁川)空港へ
これからモンゴルの首都ウランバートルを目指すのだが、そこへは成田から直行便(所要5時間)が飛んでいる。だが私の便はソウル:インチョン(仁川)空港経由便(大韓航空機)で乗り継ぎ待ち時間があるので到着までに時間がかかる。成田空港午後2時の出発だが、遠く離れた長崎の地から移動するので、大事をとって成田に前泊することに。


ホテルを10時に出て成田空港へ行くと、夏休み入りとあって子ども連れの家族が目立つ。こうして海外旅行に出かけられる家族は幸せ家族である。そんな様子を横目で眺めながら旅行社の受付窓口へ。そこで航空券を受け取りチェックインカウンターへ。出発までまだ3時間以上もあるので、カウンターは空いている。そこで希望の席を申し出て搭乗券を受け取る。マイレージ加算も忘れずに依頼する。搭乗券は成田~インチョンまでと、インチョン~ウランバートルまでの2枚である。これでひとまず安心だ。


出発までに時間がたっぷりあるので、いつものようにカード会社のラウンジで憩うことに。ここはインターネット設備もあり、アルコールやコーヒー、ジュースなどのソフトドリンクが自由に飲める。早速、コーヒーを飲みながら家族へメールする。それが終わるとソファーでゆっくりとくつろぐ。


出発1時間前になり、出発口へ。セキュリティチェックを受け、出国手続きブースへ。そこでパスポートを提示して出国スタンプを押してもらい、ブースを通過すると、もうそこは外国である。


午後2時の出発時間がきて搭乗すると、隣席にはカナダ人の老夫妻が座っている。挨拶を交わして会話が始まる。そうするうちに機は動き出し、やがてエンジン全開で離陸する。これよりインチョン空港へ向けて約2時間の飛行が始まる。


夫妻はカナダ:トロントの在住とのことで、東京観光をすませて韓国ソウルを訪問するとのこと。トロントは以前に訪れたことがあるので、当時は世界一のCNタワーに上ったことなどを話して話がはずむ。


夫人はベジタリアンだそうで、ソウル市内のベジタリアン向けのレストランをネットで調べ、そこを訪問するのだと楽しそうに話す。


夫は既に引退し、年金生活に入っているという。「毎日何をして過ごしていますか?」と尋ねると、「毎日ゴルフ三昧に過ごしている」とのことで、羨ましいかぎり。一方、夫人は教師の仕事を続けてまだ現役とのこと。


夫妻は旅行好きのようで、年に数回旅行に出かけるそうで、それも1回の旅行期間が長いという。今度の旅も日本~韓国~香港を周る2週間の旅だという。


夫の方は日本語に興味があり、勉強したいとのこと。そこで私に、英語のアルファベットにあたる日本語は何かと尋ねるので、あいうえお・・・の50音図をメモ用紙に書き記して教えてやる。英文字は27文字だが、日本語は50個もあることを教える。


そんなことで夫妻と交流している間に、食事の配膳などがあり、それが終わると間もなく着陸体勢に入る。機はドスンと機体を振動させながら、滑走路に無事着陸。ここで夫妻とは別れを告げ、乗り継ぎフロアへ。


このインチョン空港は乗り継ぎで何度か利用したことがあるので勝手はよく知っている。2階の到着フロアに出ると、そこでセキュリティチェックを受けて3階の出発ロビーへ。いつも感じるのだが、この空港は広々として美しく、いろんな設備が整っていて乗客を喜ばせる。さすが世界一の人気空港だけのことはある。


だが、ここで3時間半の乗り継ぎ待ち時間はつらい。3階フロアーをぶらついていると、なにやら古式豊かな韓国衣装を身にまとった人たちがイベントショーを見せている。どうやら王族の結婚式の再現のようだ。しばし立ち止まってショーに見入る。一通り終わると、乗客たちは出演者と一緒に記念撮影に余念がない。


(写真)古式豊かな韓国衣装で王族の結婚式の模様?を再現

そこで私はインターネットゾーンへ移動する。そこには10台のパソコンが並べてあり、自由にインターネットを楽しむことができる。空いている1台を確保すると、側で売っているジュースを購入し、それを飲みながら家族へメールを送る。用が済むとあとはすることがない。


案内を見ると、4階にレストルームがあるというので、4階に上がってみる。フロアを奥の方に進んで行くと、その向こうにリクライニング型のチェア兼ベッドみたいな長椅子が並んでいる。十数台はあるだろうか? この時間は人気もなく、空いている。そこで靴を脱いでその1台に横たわってみる。う~ん、なんとくつろげることか! ここで眠れたら疲れが取れそうだ。これならマッサージなども必要なさそうだ。


(写真)ゆったり横になって憩えるソファー

憩っているうちに、どうにか待ち時間3時間をやり過ごし、そろそろ出発の時間が迫ってきた。搭乗ゲートへ移動する。出発時間は夜の8時で、ここからウランバートルへ飛ぶのだが、飛行時間は3時間半。到着は現地時間の10時半である。日本:韓国は時差なし。韓国:ウランバートルは時差1時間で後者が遅れている。


3.首都ウランバートルへ
やや遅れて出発した大韓航空機は順調に飛行する。4人掛けのシートには幼児2人を連れた若い韓国人ママと私である。ママさんは英語ができないので会話成立せず。子供たちが騒ぐかな?と危惧していたが、シートのTV画面に見入って意外とおとなしく、2人ともお利口さんである。


私と言えば、例によってフライトマップを前の画面に表示し、その飛行コースを眺める。機はインチョン空港を飛び立つと北西方向へ飛行し、中国北京上空を横切りながらウランバートルに向かう。


途中、機内食が配膳されるが、あまりお腹が空かず、サラダやデザートのみをいただいてお腹を満たす。ただ、後でお腹が空いた時のためにパンをもらっておこう。


配膳&食事が終わると、出入国カード(EDカード)などが配布され始める。EDカード不要の国もあるが、モンゴル入国にはこのカードの提出が必要なのだ。私はこのカードと別に税関申告書をもらう。カメラ持参は申告が必要との情報を出国前に得ていたからだ。どちらも記入内容は特に変わった内容はなく、一般的な事項のみである。


予定時刻の夜10時半、機は無事チンギスハーン国際空港に到着。降機すると、急ぎ足で入国審査ブースへ向かう。すでにかなりの列ができている。15分ほど待って順番がくる。パスポートとEDカードを提出し、難なく入国スタンプを押してもらう。


ここを通過すると、預け荷物の受け取りだ。ただ私の場合は預け荷物はなく、手荷物だけなので税関審査へ直行する。「申告あり」は赤ランプの前に並ぶので、そこへ並ぼうとすると、通過せよとの合図である。作成した税関申告書も受け取る様子はなく、無条件に通過させている。


ここを通過すると多くの出迎えが待つ到着ロビーだ。真っ先にロビーに出る。果たして出迎えの現地係員は来ているのだろうか? そう思いながら出迎えの列を見回すと、目立つ旅行社のマークを掲げた女性の係員が目に入る。近寄って名前を名乗り、確認する。これで一安心。こうして異国の地へ第一歩を踏み入れる。


モンゴル国のこと
国土面積は156万4,100平方キロメートルで日本の約4倍。人口は286万8,000人。首都はウランバートル(人口131万8,100人)。民族はモンゴル人(全体の95%)及びカザフ人等。言語はモンゴル語(国家公用語)、カザフ語。宗教はチベット仏教等。

(略史)
年月 略史
1911年 辛亥革命、中国(清朝)より分離、自治政府を樹立
1919年 自治を撤廃し中国軍閥の支配下に入る
1921年7月 活仏を元首とする君主制人民政府成立,独立を宣言(人民革命)
1924年11月 活仏の死去に伴い人民共和国を宣言
1961年 国連加盟
1972年2月 日本とモンゴル外交関係樹立
1990年3月 複数政党制を導入、社会主義を事実上放棄
1992年2月 モンゴル国憲法施行(国名を「モンゴル国」に変更)


主要産業(鉱業、牧畜業、流通業、軽工業)

(輸出入)
(1)輸出:鉱物資源(石炭、銅精鉱、蛍石)、原油、牧畜産品(カシミア、
      皮革)
(2)輸入:石油燃料、自動車、機械設備類、日用雑貨、医薬品

経済分野における諸問題として、
(1)中・露両隣国に過度に依存した経済(モンゴルの輸出全体の9割は対
  中国。石油燃料のほぼ100%はロシアからの輸入に依存。)
(2)インフレ率高騰の懸念
(3)格差の拡大
(4)資源ナショナリズムの高まりに対する懸念が挙げられる。


首都ウランバートルのこと
トーラ川沿岸の標高1300mに位置するモンゴル国の首都。同国の人口の約半数が集中する極端な一極集中となっている。名実ともにモンゴルの政治・経済の中心地で、中国からロシア(欧州)に至る国際鉄道の中継地となっている。


旧ソ連時代を彷彿とさせる町並みの中に、ガンダン寺や民族歴史博物館などの観光名所が点在している。気軽に入れるカフェやビアガーデン、レストランやディスコなど、大都市ならではの楽しみがある。また郊外に足をのばして乗馬でのトレッキングを体験できるツアーなどもあり、モンゴルの自然を肌で体験できるのでおすすめの都市だ。


冬の気温はー20℃台に冷え込み、世界の首都の中で寒さが最も厳しい。冬季になれば暖房用の石炭を燃焼するため大気汚染がひどく、息苦しいほどだという。


旅のベストシーズンは夏の5~9月になるが、それでも一日の寒暖差が20度近くもあるので、重ね着できる上着を用意し、服装には十分気をつけたい。


市内ホテルへ
若い女性の係員の出迎えを受け、車へ案内される。その前に両替をと伝えると、ホテルで両替できますという。そこでたった一人、私だけを乗せて車は走り出す。係員、ドライバー、そして私の3人だけで、それぞれに名前の紹介を受けながら走行する。なんとも贅沢きわまる話で、少々気の毒な感じがする。空港から市内中心部まで10kmの距離で、所要時間30分である。道路は渋滞がひどいらしいが、さすがにこの時間は渋滞もなく、スムーズに走行する。


ホテルに到着すると早速、両替を。2日間の滞在だし、お土産を少し買うのみなので、日本円3000円分を両替する。日本円で直接両替できるのだ。そこで部屋に案内されると、ツインの広い部屋である。バスタブ付きでお湯もちゃんと出ることを確かめると、出迎えの彼女は引き上げる。明日は8時半の出発だという。


汗はほとんど出ていないので、身体をお湯で拭くだけにとどめ、早々にベッドに潜り込む。こうしてモンゴル第一夜は深夜に近い就寝となる。


(次ぺージは「モンゴル大草原で乗馬体験」編です) 



   







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