(ヨルダン南部の地図)
4.ワディ・ラム砂漠ドライブ
変色した水面
世にも不思議な浮遊体験を楽しんだ後、ホテルを10時に出発したバスはワディ・ラム砂漠を目指して死海沿いに南下する。窓外に死海の景色を眺めながら海岸沿いに走っていると、水の色が濃い部分と薄い部分に分離された水域が見えてくる。説明によると、濃い部分の水域は川の水が流れ込んでいるためだとのこと。水の比重が異なるので、こんな様子を呈するのだろう。
左側の濃い色の水域が川の水が流れ込んでいる区域
川のプール
軍の検問所を通過してしばらく走っていると橋が現れる。珍しくも死海へ流れ込むやせた川なのだ。その手前で下車し、徒歩で橋を渡ることに。橋の中心部に来ると、ごつごつした岩だらけの切り立つ断崖の中に細い峡谷が現れる。この底部に細い川が流れており、これが死海へ流入して、先に見た色違いの海水域の出現原因となっているのだろう。
断崖の一部に細い足場のブリッジが見えるので、あれは何かと尋ねると、この奥に川水を溜めたプールがあり、そこで泳げるようになっているらしく、そこへ渡るためのブリッジなのだという。その入口では、ちゃっかり入場料を取っているという。天然の川水を利用したプールとは面白い発想である。
峡谷の底に川が流れ、そこにプールが・・・。
ターコイズブルーの水面
再びバスに乗ると、どんどん死海沿岸を南に向かって走り続ける。そろそろ死海の南端にさしかかって来たようだ。次第に水深が浅くなっているのか、水面が薄いブルー色に変わってくる。渚では塩の結晶が白色化して白い縁取りをみせており、その付近はタヒチのラグーンのようにターコイズブルーの美しい色合いに輝いている。ここでフォトストップとなり、その景観を写真に収める。 |
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