20分ほどかかって、緑の多いなだらかな斜面を上りあがるとガリラヤ湖が眼下に広がる見晴らしのよい山上に到着する。眼前にはなだらかな祝福の山の斜面が広がり、その遠く山裾にはガリラヤ湖がのどかに横たわる風景が見える。この小鳥さえずる場所に静かに建つのが「山上の垂訓教会(Church
of the Beatitudes)」である。
(動画)教会より眺めたガリラヤ湖の風景(駐車場にて。雑音は車のエンジン音)
山上の垂訓教会(正面)
イエスが多くの群衆を前に垂訓(instruction)を説いたとされる場所がどこかは定かではないが、ガリラヤ湖畔のカペナウムを中心に伝道活動をしていたことは間違いなく、その周辺の小高い丘の一つを祝福の山(Mount
of Beatitudes)と呼び、そこに教会を建てたらしい。それは1936年〜38年のことで、フランシスコ修道会によって建てられている。八角形の建物は“八福”を象徴しているそうだ。