　　　　　Ｎ０．５

（８　日　間）

標高２２００ｍの高地にそびえる世界遺産テオティワカン・・・メキシコ
紺碧のカリブ海に浮かぶ社会主義国・・・キューバ

（２０１５年１１月２８～１２月５日）

旅のコース

　メキシコ＆キューバ旅行日程

日付	日数	ル－ト	泊数	タイムテ－ブル・内容
２０１５年１１/２８ (土)	１	成田　→　メキシコシティ	２	１５：２５発　→　１２：５５着　　　　　　　　　　　　　　　　　歴史地区ソカロ広場見物
２９ (日)	２	メキシコシティ	２	８：４５　ホテルロビーピックアップテオティワカン見物（現地英語ツアー）
３０（月）	３	メキシコシティ　→　ハバナ	３	１５：００発（５時間遅れ）　→　１９：００着
１２／１ (火)	４	ハバナ		ヘミングウェイゆかりの地観光
２（水）	５	ハバナ		午前、市内観光午後、乗り降り自由の二階建てバスで観光
3 （木）	６	ハバナ～メキシコシティ～成田	機内	１５：２０発～１７：３３着～２２：１０発
４（金）	７	～成田
５（土）	８	～成田～羽田～福岡		６：２０着、１２：１０発～１４：１０着

（キューバ編）

１．ハバナ観光（２）
ハバナ３日目。今日も快晴で天候は文句なし。今日はハバナ最後の日だが、午前の半日はガイドさんの案内で市内観光、午後はフリーで自分で勝手に過ごすことになっている。

５時に起きてゆっくりと過ごす。だが、昨夜は工事の騒音で遅くまで悩まされた。このホテルは室内はもちろん、玄関前も１階ロビーも至る所で工事だらけだ。私の部屋の真上の階の部屋の工事と隣室の工事が夜遅く８時過ぎまでガタゴト、ドンドンと工事に余念がない。急ぐのは分かるが、客のことも考えてもらいたいものだ。

宿泊ホテルの廊下

７時過ぎ、あの素敵な５階テラス食堂で朝食をいただく。今朝は日本人の姿はなく、フランスやドイツの欧米人ばかり。カリブの青空を見上げながら、お腹を満たす。

市内をバスが走る

人力車も走る

ホテル前にはクラッシックカーがずらりと並ぶ

９時になってガイドさんが迎えにくる。最後の観光である。

支倉常長（はせくら　つねなが）像
１６１３年、遣欧使節の正使として、エスパーニャを経由ローマに赴くことになった。その折、メキシコ、キューバを訪れ、その足跡を残している。像はモロ要塞の見える海岸線の道路沿いに置かれ、長方形の敷地内に像と記念碑が建てられている。そのはるか昔、ここまで日本人が来たのかと驚嘆させられる。

支倉の像

（動画）支倉の像

モロ要塞（世界遺産登録）
オールド・ハバナは、フランスの海賊であるジャック・ド・ソーレスに焼き討ちされた経験を持つ。そのことから、スペインは、ハバナ港の要塞化に着手した。１５５８年、バルトロメウ・サンチェスの手によって、フエルサ要塞が建設され、その他プンタ要塞、カバーニャ要塞が建設された。モロ要塞はハバナ湾の入口を防衛する要塞で高さ２０ｍの城壁を誇った。

モロ要塞の城壁。対岸はハバナ市街。

城内の各室には往時の遺品類が数多く展示され、見て回るのに時間がかかる。

要塞内の展示品

祈りの場も・・・

城壁

（動画）モロ要塞の城壁

カテドラル広場
旧市街の中心にカテドラル広場がある。カテドラルの中に入ると、燦然と輝く祭壇があり、荘厳な雰囲気を漂わせている。その後、サンフランシスコ広場、アルマス広場などをめぐって昼食となる。

カテドラル広場

燦然と輝く祭壇

昼　食
レストランで最後の昼食。ウェルカムドリンクはミントと砂糖入りのテキーラである。食事はガイドさんと一緒にいただく。キューバ料理でブタのスライス、サラダ、フライド赤飯、ポテトと盛り沢山である。とても独りでは消化できないので、ガイドさんに勧めて一緒に共食する。それでも残るので、ガイドさんが持っていた袋に入れて夕食用に持ち帰る。

ミントのカクテル

ハバナ料理

オープンバス
午後は自由行動となっているので、ダブルデッカーのオープンバスで観光を楽しむことに。午後２時～４時の２時間で料金は５ペソ（約５００円）。

オープンバス

国会議事堂

（動画）オープンバスで海岸線を走る

２階の席に上がり、心地よい風に吹かれながら過ぎ去る風景を楽しむ。隣席にはドイツ青年が座っているので話しかけてみると、スペイン語の勉強にやって来たという彼は、ハバナ大学に４週間滞在して勉学するのだという。職務柄、どうしてもスペイン語が必要らしい。

バスの発着はたまたま宿泊ホテルの前の公園になっている。到着すると、そのままホテルへ戻る。

ホテル前の公園

夕　食
夕食は持ち帰った昼の残り物でお腹を満たす。飲み物はファンタ１缶（１ペソ）を買って喉を潤す。

こうしてハバナ３日目の夜を迎える。明日はいよいよ帰国日だ。

帰　国
今朝は６時起床。今日も快晴だ。朝食に例のテラスへ行ってみると、大阪のグループと出会う。そこで仲間に入れてもらい、一緒に朝食をいただく。

出発便は午後の３時過ぎ。だからゆっくりと過ごせる。それまでホテル前の公園をぶらついて時を過ごす。

１２時になってガイドさんが姿を現し、一緒に空港へ向かう。その途中、前方に暗雲垂れこめ、雨が降りそうな気配。空港手前でとうとう降り始める。晴天続きもこれで終わり、ぎりぎりで晴天続きを謳歌できた。

空港に到着すると、３日間共に過ごしたガイドとドライバーさんと別れを告げる。２人にチップを少々はずむ。

チェックインを済ませて昼食にサンドイッチとファンタジュースを注文する。空いた席を探すが、生憎と全部塞がっている。そこで若い男性が一人で座っている席に近寄り、相席を申し出る。彼は快く受け入れてくれ、共に食事を始める。

彼は若いのにすでに４歳と６歳の子持ちだという。旅行社の仕事をしているそうで、今からモスクワ１０日間の出張に行くところだという。

そうこうしているうちに搭乗時間となり、機上の人となる。この空港は直接搭乗できるエプロンがなく、バスで乗客をピストン輸送を行っている。３往復もするので時間がかかり、結局、予定より３０分遅れの離陸となる。

機は一旦、メキシコ・シティへ飛行し、そこで乗り継いで成田へ向かう。このままじっと座っていると、明日早朝には成田へ到着する。これでキューバ＆メキシコの旅よさようならである。たくさんの素敵な思い出を胸に秘め、深くシートに腰を沈める。　　　　　　　（２０１６年２月２日　完）